「地域発イノベーションの育て方 - リソースから紡ぎ出す新規事業 」序章公開のお知らせ
こんにちは、私です。
この度、NTT出版より初の単著となる「地域発イノベーションの育て方 - リソースから紡ぎ出す新規事業」を出版することとなりました。2011年ごろから前身となるブログを書きはじめ、2013年ごろから途上国向けのイノベーションをテーマに原稿を執筆してきました。その間に私もKMD(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)から山口大学国際総合科学部へ移籍し、途上国から日本の地方におけるイノベーションへと関心が移っていき、大幅に内容改めたのち、いよいよ出版となりました。
出版にあたって、序章にあたる「イノベーションの源泉としてのリソース」をNTT出版さまの許可をいただいて、noteに公開しています。内容に関心を持っていただけるようであれば、ぜひご購入いただければ幸いです。
https://note.mu/dangkang/n/nf48225a2e9d2
本書の発刊にあたっては実に様々な人にお世話になりました。内容に関わる部分は本書の謝辞で述べさせていただいたので、ここでは少し裏話的に表紙のデザインに関するお話を。
表紙はartlessさんに依頼しました。artlessの代表である俊さんとは先に紹介した僕のブログをきっかけに知り合うことができました。2012年頃の話です。当時はartlessは明治神宮前にオフィスを構えられていましたが、中目黒の高架下の再開発が完了した頃、高架下(上目黒2丁目)に移転されています。オフィスの移転に合わせて原宿で運営されていたコーヒーショップも併せて移転しています。いつも美味しいコーヒーをありがとうございます。
さて、タイトルにもあるように本書のキーワードは「紡ぐ」です。読者、会社、地域の持つ様々なリソースから出発し、あたかもパッチワーク・キルトを紡ぎあげるように、フィールドワーク、プロトタイピング、テスト、そして、パートナーシップを通じてリソースを拡大し、最適な新規事業を育てていくための方法論を、実例を挙げつつステップバイステップで紹介しています。
本書の内容と同様に、表紙のデザインにおいても「紡ぐ」が体現されています。本書で使用されているいくつかの重要なキーワードやキーフレーズ、本書に関連する数字をリソースとして用いて、レイアウトが紡ぎ出されています。
表紙のカラー・セットは、ココヤシの実をリソースとして設定されています。ココヤシの実の淡い緑、そして、果肉部分のクリーム色、ココナッツ・ミルクの白を基本配色としており、見返しも淡い緑の紙を使用しています。
電子書籍版は10/10頃発売を予定していますが、ぜひ印刷版を手にとって表紙の質感をお楽しみいただければ幸いです。
それではごきげんよう。