40
Hola, 私です。
4日から国外逃亡を図っておりまして、今はエクアドルの首都キトにいます。14時間の時差があり、現在はまだ8/7です。
40の誕生日をどこで過ごそうかということを考えていたときに、JWAVEでたまたま聞いたエクアドルの赤道公園の話(確か日比野克彦さん)を思いだし、エクアドルに行くことに決めた次第です。その話は次のようなものでした(うろ覚え)。
エクアドルの首都・キトにはもともと現地の人々が崇めていた赤道地点(聖地)があった。植民地時代にフランスの科学者がやってきて、当時の技術で測量をしたところ、その聖地とは別の場所が正確な赤道地点だと言われ、後年その場所に、赤道記念碑が作られた。時は流れて、GPSが普及し、改めて赤道地点を測量したところ、聖地であった場所が正しい赤道地点であったとことがわかった。話はそこで終わらず、エクアドル人は、かつての聖地に新たに赤道博物館を作り、現在は2つの赤道記念碑が存在するという。
というわけで40歳の誕生日(現地時間)は件の赤道公園sにいってきました。
Fig1:赤道記念碑
Fig2:実際の赤道地点。卵も釘の上に直立します。
Water demonstration on the equator at Quito, Ecuador
Fig3: 吸い込まれる水が北側だと反時計まわり、南側だと時計まわり、赤道上だと渦を作らずに排水されます。
Fig4:だがしかし、実際にGPSで計測すると若干ずれている。
Fig5: 赤道博物館のある赤道公園を出てすぐの道路が0度地点
さて、誕生日のポストには、毎年10年前の日記を公開するという勝手な企画があるのですが、今年は2008年8月6日。この日はfacebookのカバーに長らく鎮座しているイグアスの滝の写真を撮影した日ですね。
めでたく30歳です。5時半にホテルを出発して、7:40にサンパウロ発。9:10にイグアス着。天気は快晴。空港近くのツアー会社の価格をチェックしてセントロへ。日本のツアー高い。300レアル(*1)。なので、一旦空港へ戻る。
240レアルでボート付きのにしてみた。まず、アルゼンチン側から。13時くらいからスタート。日本人がいないのはいいね。悪魔の喉笛から写真をとって、次は滝の下側へという流れ。お約束どおり滝に打たれ、写真もとってもらった。
ボートはというと相当なカオスだった。レインコート意味ないし(*2)、カメラも死んだっぽい。ずぶ濡れのままホテルへ。スーパーを見つけてスウェットをゲット。
*1 2018年現在だと9000円くらいだからそんなに高くない
*2 3000円くらいで途中で買わされた。
上記は30になった当日の日記なのですが、誕生日ののち、40歳の自分に関する未来予想みたいなのもしてます。さすがにそれを全文載せるのは恥ずかしいので、項目別にチェックだけしておこうと思います。
私生活
35歳で結婚、相手は25歳、子供2人(男1、女1)
現実は、平成終わるまでには…
居住地
逗子あたりで犬(ボルゾイ)と猫かってくらしている。
現実は、中目黒と山口市で二拠点生活を送っている、でした。
車
マセラッティかアウディ
現実は、アルファ159SW、でした。そもそもマセラッティとアウディだとだいぶ価格帯違うし…
大学
35でテニュアになって慶應に戻っている。
現実は、35でパーマネントで山口に戻っている、でした。
仕事
40までに本
現実は、40歳は少し過ぎてしまいましたが、9月末にNTT出版より単著出します。
というわけで、本の話。10年代はずっと出す出す詐欺をしていた本の発売がようやく確定したので告知です。タイトルは、『地域発イノベーションの育て方 - リソースから紡ぎ出す新規事業』です。NTT出版より9月20日後頃発売です。装幀はartlessさんに、グラフィックはWanicの池村さんに、著者写真は、Longineの立ち上げの際も撮影していただいたカメラマンの瀬田さんにお願いしました。完全に総力戦です。そのうちここや、noteでも告知をしたいと思います。
本書は、東京を含む大都市とは状況が全く異なる地方都市において、その地域ならではのリソースをもとに、いかにしてイノベーションを実現するかという観点から、地域ならではのイノベーション理論、および、理論に基づく実践例を紹介する。また、具体的な方法論をステップバイステップで解説することで、地域の実践者が本書を片手にイノベーションを実現することを狙いとしている。
最近の仕事の報告としては、ナビプラでは資産運用初心者向けの位置づけであった投信1を「LIMO(リーモ) Life & Money - くらしとお金の経済メディア」へとリニューアルしました。2015年のリリース当時、投信の解説から始まった本サイトですが、徐々に扱う領域を拡大し、ユーザ数、ページビューともに成長してきました。やがて投信1という名前と内容の乖離も大きくなり、お客様にも多くのご指摘を受け、この度サイト名、URL、デザインの刷新に至りました。僕はフロントエンド全般の設計と実装を担当しています。リニューアル以降、TVからの取材依頼がなぜか急増し、先日もフジテレビ「ノン・ストップ」にて記事を紹介していただきました。
Fig6:フジテレビ (2018) ノン・ストップ 2018年8月2日放送.
というわけで長々と書いてきましたが、人生も折り返しということで、ますます人生楽しんでいきたいと思います。
それでは、ごきげんよう!